施工事例

ベランダ部分の外壁の傷みが酷く、カビによる黒ずみが目立ち、見た目も気になります。

外壁材の反りとコーキングの割れがありました。ベランダ出隅は浮いてきており、外壁をたたくと水切り隙間から木くずが落ちてきました。外壁材内部はかなり腐食していると思われます。

ベランダのある東面の既設サイディングを柱が見えるまで撤去した結果、白蟻は土壌より基礎断熱より壁内に侵入し、柱と断熱材の間の合板を食べつつ、2階ベランダ梁や柱まで侵入していたようです。

ベランダ近くの天井も湿気による傷みが見られました。
湿気を含む木材を好むシロアリ被害のチェックポイントのひとつです。

シロアリが侵入した原因はベランダ笠木板金部分の隙間から雨水が常に侵入していたためでした。

見た目の調査だけではほぼわからないシロアリ被害のケース。既設サイディングと胴縁、断熱材、合板までめくらなければ柱に白蟻被害があるかどうかわかりませんでした。

基礎断熱より侵入したシロアリが、柱を食べつつ2階まで上がり、ベランダ部分を腐食させていました。

腐食した下地を新しくして、防蟻処理を行います。

ベランダ壁内に白蟻がいる可能性があったので窯業をめくり調査し、腐食部分を改善してから金属サイディング貼りをご提案をしました。

[工事手順] サイディング撤去→白蟻腐食部木下地やり替え→防蟻処理→断熱材取付→下地やりかえ→金属サイディング貼り

ベランダ床も下地からやりかえ、FRP防水を施工しました。

劣化の酷かったペランダ部分を、部分的に張り替えました。

既存のサイディングと色・柄を変え、さりげなくイメージチェンジも。